紙媒体からの情報漏えい対策を強化。印刷イメージを記録するシャドウイング機能

情報漏えいの半数以上は紙媒体によるもの

情報漏えいは、ときに企業の存続すら脅かしかねない大きな問題です。その中でもウイルス感染や不正アクセス、内部犯行など話題性の高い事件・事故がニュースで取り上げられることが多いが、実際には情報漏えいの約半数(51.4%)が「紙媒体」にまつわるものです(日本ネットワークセキュリティ協会=JNSA調べ)。

その原因は紛失・盗難などさまざまですが、漏えいした紙媒体のほとんどが内部のプリンタで印刷したものと推測されます。そのため、プリンタがいつ何を印刷したかがわかれば、漏えいした紙媒体を特定できる可能性が高い。しかし、プリンタ自体が保存しているログは使用者と印刷日時の情報ぐらいで、文面まではわからないことが多い。

「紛失したことは間違いないが、その紙にどんな情報が記載されていたかはわからない」「印刷した日時はわかったが、何をプリントしたかまでは忘れてしまった」というケースは大いに考えられます。つまり、情報漏えいに備える意味では、どのような情報を印刷したかをログとして保存しておくことが求められます。とはいえ、そのような機能を持ったプリンタは少数であり、またプリンタの内部にそうしたデータを残すというのも、セキュリティの面から見た場合、適切といえるのでしょうか?

こうした問題を解決するのがDeviceLockのシャドウイング機能です。この機能は、PCからUSBメモリなどの外部記憶デバイスにファイルをコピーしたり、プリンタからデータを出力したりしたときに、ファイルや印刷イメージをミラーリングし、ログ情報とともに保存するもの。つまり、同一のファイル/印刷イメージを保存しておくことができるため、万が一情報漏えいが起こったときも、管理者は容易にその内容を把握することが可能です。

このシャドウイング機能、一般には資産管理製品などの一機能として、オプションや専用製品とのアライアンス提供されることが多いですが、ラネクシーのDLP(情報漏えい対策)製品である「DeviceLock」は標準で搭載しています。

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